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意識できない神経・自律神経

例えば食事をした時、「胃に食べ物が入ったから消化するために胃酸をだすぞ」という意識を

したことはないと思います。しかし意識しなくとも胃酸はちゃんと出ていて食べ物は消化されます。

この「意識しないでも働いている」というのが自律神経です。

一方、腕や足を動かすのは意識していると思います。例えばパソコンをクリックしようとして

指を動かすのもクリックしようと思い動かします。 こちらは、運動神経の動きです。

運動神経と自律神経の違いは自分で意識して動かせるかどうかの違いです。

自律神経には、交感神経(動く神経)と副交感神経(休む神経があります。)

○交感神経(動く神経)の働き

交感神経は、働いているとき・争っている時などによく働きます。そしてストレス時には、交感神経は

強制的に働かされます。心の状態としては、緊張感・恐怖感・危機感・怒り・恨み・不安・興奮といったような

状態の時に交感神経はよく働かされます。

交感神経が働いている時には、脳や体は動くのに適した状態になります。例えば、交感神経が働くと

血糖値が上がり、血圧が上がり、内臓に行く血液は筋肉や脳に回されます。

つまり交感神経が働くと脳も体も活発になるのです。

しかし交感神経が働くと脳や体が活発に働くため、疲労物質や老廃物がたまり、

また見えないぐらい小さく壊れる部分がでてきます。

 

○副交感神経(休む神経)

一方、副交感神経は、そのたまった疲労物質や老廃物を除去し、

体の壊れた部分を修復する働きがあります。ですから寝るとすっきりして、けがや病気が

治りやすいのです。副交感神経はリラックスしている時や寝ている時に働きます。

またストレスがなく安心している時や愛情を感じている時にも働きやすくなっています。

副交感神経は、脳や体を休めるのに適した状態にします。また副交感神経は、体中の

足りなくなった物質を補充する働きもします。そのため食べ物を早く消化吸収するため

胃腸などの内臓を動かす働きもあります。交感神経は、内臓よりも筋肉に血液を送りますが、

副交感神経は、筋肉よりも内臓に血液を送るのです。

寝ている時は、見た目には体は動いてないように見えますが、修復するために体の中では

ちゃんと副交感神経が働いているのです。眠ることによって体を修復し、疲労から

回復させているのです。

ところが眠ると働くのが副交感神(休む神経)ですので、不眠などで眠らないと

副交感神経は、たくさん働きません。自律神経失調症やうつ病では、不眠になることも多く

副交感神経が働かなくなる事がおおいです。

 

交感神経と副交感神経はシーソーのような関係です。

交感神経(動く神経)が働くと副交感神経(休む神経)は、働けなくなり、

交感神経が働かなくなると副交感神経が働けます。つまり脳や体を働かせたりしている時には

脳や体の修復ができないのです。

働きながら休むことはできません。当然修復もできないのです。

現代人はストレスがとても多く、また働きすぎでもあります。

つまり交感神経ばかり使われていて副交感神経が使われていません。

交感神経を使って脳や体を動かしたら必ず副交感神経も使って脳や体を休ませなければなりません。

しかし、自律神経失調症やうつ病になる多くの方は、休息せず自分の体も心動きっぱなしにしています。

これでは、壊れてしまいますよね。

つまり、自律神経失調症やうつ病の方は、休息不足なのです。

今まで一心不乱に体や心を使ってきてしまったのですから、ゆっくりと休んでくださいね。!(^^)!

 

うつ病・自律神経失調症の整体院・健療施術院

院長 鈴木直人先生 著

「うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人」より