摂食障害とは、「食べること」「体型」「体重」に強くこだわるあまり、心や体に大きな負担がかかってしまう状態です。
代表的なものに、以下のようなタイプがあります。
拒食症(神経性やせ症):食べることを極端に制限し、体重を極端に落としてしまう
過食症(神経性過食症):大量に食べた後に吐いたり下剤を使ってしまう
過食性障害:吐いたりせずに、衝動的に大量に食べてしまう
摂食障害の原因はひとつではありません。
たとえば…
「太るのが怖い」という気持ち
「理想の体型じゃないと価値がない」と思ってしまう
周囲との比較やSNSの影響
自分をうまく表現できず、コントロールできる“食”に意識が集中してしまう
そんな心の奥にある不安・自信のなさ・人間関係のストレスなどが、摂食行動に表れてしまうことがあります。
「食べられない自分が嫌」「やめたいのにやめられない」
――摂食障害の方の多くは、自分でも苦しんでいます。
でも、その苦しさを誰にも言えず、ひとりで抱えてしまうことも少なくありません。
摂食障害は、「食べ方の問題」ではなく、心のSOS。
まずは、「気づくこと」「話せる場所があること」がとても大切です。
周りの人は、「無理に食べさせよう」とするよりも、
「どうしたの?つらくない?」と心に寄り添う声かけを意識してみてください。
当院にも、過食症でお悩みの方がいらっしゃいました。
最初は肩こりや体のだるさで来院されましたが、じっくりお話を伺う中で
「夜になると無意識に食べてしまう」
「食べたあと、自己嫌悪で涙が止まらない」
そんな心の悩みを打ち明けてくださいました。
過食症(神経性過食症)は、
コントロールできないほど大量に食べてしまい、その後に罪悪感や自己嫌悪に苦しむ状態です。
中には、食べたあとに吐いてしまう「排出型」と呼ばれるタイプもあります。
✅ ストレス
✅ 寂しさや不安
✅ 自己肯定感の低さ
✅ ダイエットの反動
こうした心のバランスが崩れたとき、過食という形で表れることが多いです。
「食べなきゃいいのに」と思われがちですが、
本人がいちばん「こんな自分をやめたい」と悩んでいます。
だけど、やめられない。
その苦しさに、さらに追い打ちをかけるのが“自己否定”です。
施術をメインとして、つべこべ考えず体から治せば、OKと体の不調や自律神経の乱れを整えるサポートを行いながら、
ご本人の心に寄り添うように、お話を丁寧にお聞きします。
体と心はつながっています。
不調の奥にあるものに目を向けることで、
**「自分の体を大切にしていい」**という気持ちが少しずつ育っていきます。
・食べ方が気になる
・体重や見た目への不安が強い
・自分を責めがち
そんな時は、一人で抱え込まずにご相談ください。
「心と体」の両方からサポートできる院として、
私たちもお力になれたらと思っています。